学生時代を過ごし、そのまま都会にいた私が、
こちらへ戻ってきたのは祖母の介護のためでした。
祖母は育ての母で、年を取って身の回りのことが
何も出来なくなってしまった祖母の面倒を、
どうしてもみたかったのです。
2000年の夏に祖母は他界し、
結局、本格的な介護生活は3年ほどでした。
祖母の介護が終わっても、
都会に戻る気がしませんでした。
それまで漠然と「やってみたいな~」と思っていた、
いろんなことに挑戦し始めました。
そんな流れの中に、土と触れ合う暮らしへの憧れ
のような気分が入りこんできました。