アナスタシアとミツバチにやさしい養蜂

「アナスタシア」を読んだのは、出版されてすぐだった。

その本には、ミツバチの記述があるらしいこと、ロシアの家庭菜園のような、田舎の別荘みたいな「ダーチャ」に興味があったりもして、とりあえず、読んでみることにした。

ミツバチの話には、ものすごく引き込まれた。

もしかしたら、この本の、そんなに長くはないミツバチに関するお話が、その後の私の養蜂に、かなり影響を与えたのかもしれないなぁと、ときどき思うことがある。

アナスタシアの話しているミツバチの飼い方を、ひとことで言うと、

ミツバチの生活に介入してはいけない

ということだ。

アナスタシアは、

ミツバチは、自分たちの生活に最適なシステムを自分たちで、うまく構築しているんだから、人間による介入は最小限にしなさい。

そして、ミツバチに住まいを提供したら、あとは自由にさせてあげて、おこぼれに少しハチミツをもらえばいいんじゃない?

みたいなことを言っている。
というか、これ、いま私が言った。

それほどまでに、今や、私のミツバチの飼い方は、
アナスタシア的になっているのだが・・ (^-^;

「アナスタシア」を読むずっと前からミツバチを飼っていたけど、読んでから数年後、私は、日本ミツバチと西洋ミツバチを、けっこう、本気で飼い始めた。

いま私は、ミツバチを、かなり「アナスタシア的」に飼えるようになっているが、日本に生まれてよかった〜と思うことがある。

それは、日本ミツバチと西洋ミツバチの両方を飼うことのできる環境で、ミツバチから直接、いろんなことを教えてもらえる機会に恵まれているから。

それぞれのミツバチの、微妙な性質の違いのおかげで、ミツバチの言いたいことを探っていくための手がかりを見つけやすい。

ミツバチの声に耳を傾けて、彼女たちが本分を発揮できるよう、
できることを、精一杯やりたい。

これからも、ミツバチに自由に生きてもらって、
それに付いていこうと思う。

ミツバチの話は、こちら第1巻にあり!