前回のつづきです。トントンと叩いても、シマリングさえ聞こえない巣箱。それでも、まずは、気持ちを落ち着けて、正面の窓を開けてみました。見えてきたのは、カラカラの巣で、どうも巣落ちしているよう。
横の観察窓を開けると、巣の全貌が見えました。
やはり、魔の暑さだった2023年「7月16日の日曜日」に巣落ちしたようです。この日は、べつの群れの巣落ちに気づいて、私は、てんてこまいでした。そちらは重箱で、細長い巣に大量の貯蜜、日陰じゃない場所での巣落ちだったのですが、この群れは、横長の巣なのに、巣落ち。しかも、高くそびえる樹木(20m級)が木陰をつくる涼しい場所に置いてたけど、巣落ちしました。巣門から蜜も垂れていなかったので、ぎりぎりセーフだと思っていたのですが‥
今年は雨も少なくて、ミツバチたちは、たくさん花の蜜を集められたのかな?
そこへ例の暑さで、どっさり落ちたということだと思います。
こちらの群れは、巣落ちしてから、1か月と1週間ほどで逃げたわけですが、私としては、この1か月と1週間、ここにいてくれて、巣門での様子を見せてもらえて、とてもよかったです。ゆっくり記録を見返して、その間、どんなふうに過ごしていたのか?とか、ミツバチたちに思いを馳せたいと思います。
撮影日:2023/08/24
